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医療生協って?!
医療生協とは
医療生協は、地域の人々が、それぞれの健康と生活にかかわる問題を持ち寄り、組織をつくり、医療機関を所有・運営し、役職員・医療従事者との協同によって問題を解決するための運動を行う、消費生活協同組合法に基づく住民の自主的組織です。
全国39都府県に199の医療生協があります。(ところによって保健生協、健康生協などの呼び名があります。)
病院や診療所・介護事業所など1,000を超える事業所を持ち、組合員を中心に地域全体の保健・医療・福祉(介護)活動にとりくんでいます。
これらの医療機関、施設には約2万人の職員がおり、いつでも受けられる医療サービスを提供しています。
組合員は毎年10万人近くふえており、「健康チェック」や「健康診断」をはじめ、いきいきと地域まるごと健康づくりをすすめています。
患者の権利章典
- 【基本理念】
- 医療における民主主義と住民参加
患者には、闘病の主体として以下の権利と責任があります。
- 【知る権利】
- 1.病名、病状(検査の結果を含む)、予後(病気の見込み)、診療計画、処置や手術(選択の理由、その内容)、薬の名前や作用・副作用、必要な費用などについて、納得できるまで説明を受ける。
- 患者には、自分自身の体に関することがらをできる限り正確に医療従事者に伝える責任がある。
- 知らせてもらいたくない権利
- 【自己決定権】
- 2.納得できるまで説明を受けた後、医療従事者の提案する診療計画などを自分で決定する権利
- 拒否した場合、それ以外の方法としてどういう方法があるか知る権利
- 拒否したからといって、そのことによって不利益をこうむらないようにすることは医療従事者の義務であります。
- 【プライバシーに関する権利】
- 3.個人の秘密が守られる権利および私的なことに干渉されない権利
- 【学習権】
- 4.病気やその療養方法および保健・予防等について学習する権利
- 【受療権】
- 5.いつでも、必要かつ十分な医療サービスを、人としてふさわしいやり方で受ける権利。医療保障の改善を国と自治体に要求する権利
- 地域全体の医療水準に引き上げていくこと。ひいては国や自治体全体での取り組み。
- 【参加と協同】
- 6.患者自らが医療従事者とともに力をあわせて、これらの権利をまもり発展させる責任
- 【その他】
- 医療生協の患者の権利章典は、組合員自身の命をはぐくみ、いとおしみ、そのために自らを律するものです。
組合員になるには
誰でも出資金を一口以上出すことで医療生協に加入し、組合員となることができます。
加入されますと、同世帯の家族の皆さんも組合員と同様の扱いとなります。
加入なさったら組合員証を受け取り、診療所や介護・健診を利用するときは、この組合員証を提示してください。
出資金ってなぁに
生協に加入する(組合員になる)ことは、出資金(お金)を出すことから始まります。
生協法という法律で「組合員は、出資1口以上を有しなければならない」と決められています。
よく出資金を「寄付」と思われているかたがいますが、出資金は「寄付」ではありません。その違いとは、出資することによって、生協の運営に参加する権利を得るということです。
また、組合員は出資額の大小によって差別されることはありません。みんなが同等の権利を持っています。
出資金とは医療生協を運営していく「元手」のこと。すべて生協はこの出資金によって事業がはじまり、日常業務は事業所利益とあわせてまかなわれているのです。出資金は「株」や「貯金」ではありませんので利子や利息はつきません。
出資金は、安心してかかることのできる自分たちの病院や診療所のためにその施設の建設や拡充、医療機器の充実にと活かされています。
また、転居などで脱退される時には出資金をお返しいたしますのでご連絡ください。